●;七五三問題

●;話題になった『内側から見た富士通成果主義」の崩壊』を著した(元・富士通人事部で現・人材コンサルタント)の城繁幸氏の新著『なぜ若者は三年で辞めるのか?』(光文社新書)が売れているらしい(出版社の広告によれば15万部とか)。サッサと会社を辞めたい若者が「フムフム、なるほど」と手を叩いているのか、はたまた(広い意味で)人材系の人々が抱えている「若手人材像」を探りたくているのか、<読者の貌>が浮かばないが七五三問題」についての論述がある…中卒7年、高卒5年、大卒は3年で最初に勤めた会社を辞めるそうだ。新卒の10人に3人、3年以内に離職。新卒採用コストは会社の規模、業況によってだが、結構掛かっている。辞める社員については、経営者はもちろん、人事担当者も頭を悩ます。選ばれて入った当の新卒社員も、選んだ会社を3年以内に去るとは夢にも思っていないだろうが、3年以内に三割ほどの確率で離職者が生まれているのは事実。彼らもまた「転職市場」の供給商品になるというパラドックス
●;「まなざしの快楽」のPikkarri氏の論述。「強い絆のコミュニティ」である企業は、頭のてっぺんからつま先まで面倒を見てくれる。「ありがたや、会社さま…」となる訳だが、「プロジェクトX的夢」を仮託出来る「幸福な仕事の時代」は終焉した、と。「それに代わるコミュニティ」とは、何かとドラッカーの「ナレッジワーカー論」を引用して語っている。
・一方、居心地のよい会社に(優秀な)人材が居座?って?るソフト系人材を語るKlab(株)CTOの仙石浩明氏のブログ