●;キャリア・コンサル業界の課題

●;「キャリア・コンサル業界の課題」と大層なタイトルを付けたが、「人事部支援」(の一部)を担う《キャリア・コンサルタント》諸兄姉にとって差し迫る「課題」は何か?といろいろな意見を引用しつつ、語ってみたい。
①;諸兄姉が仕事上に関係する《場》によって、その押し寄せる課題の位相(レベル)が違うから、均して「…である」とは言い難い。ただ、日本社会を規定する時に《少子高齢化社会》《グローバリゼーション》という前提条件は、誰しも否定することは出来ない。あらゆる矛盾の源泉は《少子高齢化社会の到来》が「グローバル社会」に晒されていることである。「ワーキング・プア問題」も含むきつい諸現象は、そういった矛盾のしわ寄せであり、政府が政治日程に挙げていた「ホワイトカラー・エクゼプション」の追求も、参議院選挙を見越して? 一時中止になったようだが、人件費比率を下げるのが必至の経営者側は、手を変え品を変え、「労働者側に生産性の向上」を迫って来ることもまた必至である。
●;キャリア形成、採用、リストラを手伝う?「キャリア・コンサルタント」も、かかる情況のなかに存在している。